天然石・パワーストーンの意味辞典

「虹の輝き」という石言葉のとおり、色とりどりの光がきらめくカンテラオパールは、その明るさで持つ人を希望に満ちた未来へと導いてくれる力があるとされています。悩みや迷いが生じて、袋小路に迷い込んでしまったような気持ちになったとき、力強くその背中を押してくれるでしょう。

カンテラオパールとは、オパールだけでなく周囲の母岩も一緒に掘り出されたものを指します。色とりどりのオパールを封じ込めて磨きこまれた母岩は、まるで虹を抱く卵のようなかわいらしい印象を与えてくれます。母なる大地のパワーが付加することにより、心身を強くしてくれるとも言われるパワーストーンです。

ついネガティブ思考に傾いてしまうとき、失敗続きで自信を失ってしまったとき、人生をよりよくしていきたいときに、カンテラオパールを手に取る事で、自分の中にまだ眠っている可能性や勇気があるということをきづかせてくれるような力を思い出させてくれるのがカンテラオパールの持つパワーです。過去の苦い経験が優しく癒され、明日へと一歩踏み出すエネルギーが満ちてくるのを感じることでしょう。

かつてメキシコで栄えた古代アステカ文明の時代から、オパールは特別な石として大切にされてきました。とても繊細なオパールは、その時代からずっと変わらず鉱山でひとつずつ手作業で掘り出されています。メキシコの大地に抱かれたオパールを、母岩と一緒に掘り出して磨き上げたのがカンテラオパールです。

オパールが持つ赤やピンク・青や白などの多彩な色種は、遊色とも呼ばれています。古代アステカ文明に生きた人たちは、このカラフルな石を「ハミングバードの宝石」としてあがめてきました。一言でカンテラオパールといっても、その形や色彩にふたつとして同じものはありません。非常に多様で、多彩、故にエネルギー的な特性としても、ひとくくりにするのが難しいほど、多様です。気になるカンテラオパールと出会ったら、一期一会の縁を大切にし、お守りとして迎えてみるのがおすすめです。きっとそれは、あなたに出会う為に生まれてきたカンテラオパールでしょうから。

○ポジティブなエネルギーを引き出す。
○心身の若々しさを保つ
○創造力を高める
○過去の経験や失敗からくる劣等感を癒す
○柔軟な考え方を持つ

赤・ピンク・オレンジ・黄色・緑・青・紫・白など

衝撃や乾燥にあまり強くないため、取り扱いには注意が必要です。

メキシコ

火成岩の一種である流紋岩やペグマタイトなどの内部にできる空洞に、オパールが生成されます。母岩のことをメキシコで「カンテラ」といい、母岩付きオパールのことをカンテラオパールと呼んでいます。

英名

Cantera Opal

和名

蛋白石

組成

SiO2・nH2O

結晶系

非晶質

硬度

6

なし

なし