パワーストーンと陰陽について

大体の物事は陰性と陽性、いずれかの性質を持っております。
そして、もちろん石においてもこの特性は当てはまります。

石においての陰性と陽性

石においても陰性と陽性があるとは言っても完全に陰性、完全に陽性という偏り方をしている石はそれほど多くはありません。
多くの石が、両方の性質をある程度ずつ持っていて、どちらかと言うと陰性、どちらかと言うと陽性という具合に分かれています。
中にはほぼ真ん中、中庸の石もあります。

一般的に陰性というとネガティブなイメージをもたれがちですよね。
でも、別に陰性だから悪いという事は一概には言えません。
陽性だからといって良いという事も一概に言えません。

もちろん、私達の体の状態としては、おそらく中庸、真ん中に近い方が良いのではないかと思います。
病気にも陰性、陽性の病気があります。食べ物にもあります。土地や環境にもそれは当てはまります。
この陰性と陽性という考え方、ちょっとかじっておくと結構便利なんです。

「陰性」の特徴と「陽性」の特徴

【陽性の特徴】
温める 強める 熱い 締める 高める 活性化する 集中する 等

【陰性の特徴】
冷やす 弱める 冷たい 緩める 下げる 沈静化する 拡散する 等

どうでしょうか?
パワーストーンの持つ特徴に関連付けると、「あぁ、あの石は陰性っぽいな。あの石は陽性っぽいな。」って思い当たるものありませんか?

ここで、「えっ!!この石って陰性なの?!」と驚いた石を一つ紹介しておきましょう。

実は【カーネリアン】は、どちらかと言うと陰性寄りの石なのです。

カーネリアン

色で考えるとカーネリアンってどう見ても陽性ですよね。
でも、この石の持つキーワード、エネルギーの傾向で最も強いものが【広げる】というもの、これは陰性なのです。

カーネリアンの力って広げる、緩める的な関連のものが多いんです。ですから陰性。
しかし、陽性のキーワードも持っているんです。
例えば、肉体的な面としては陽性気味に働いている気もします。
カーネリアンはお腹を温める石ですし、、、。

複雑ですねぇ。
いきなり難しい石を例に出しちゃいましたね。
陰性・陽性の強い石とは?

カーネリアンを例に出したのは、このような完全に分けきれない石をまず知っておいていただこうという思いなのですが、おそらく皆さんがイメージされるような石は大体陰性、陽性で合っていると思います。
かなり偏りの強い石の代表を少しだけ上げておきますね。

【陽性が強い石】
ルチルクォーツ ガーネット ルビー ハイパーシーン ゴールド(金) 等

パワーストーンと陰陽について

【陰性が強い石】
セラフィナイト ムーンストーン アイオライト シルバー(銀) 等です。

パワーストーンと陰陽について

そしてかなり中庸に近い石もあります。
中庸とは陰性、陽性の偏りの無いバランスの取れたという部分です。

これの代表は 水晶やアメジスト等です。

パワーストーンと陰陽について

陰陽のバランスが大切

陰性、陽性について書いてきましたが、最後にこの陰性、陽性という事を少し知っていただいた上で、
その事を自分自身の生活なりに取り入れる為に是非知っておいていただきたいポイントがあります。

それは【バランス】という事です。

●自分自身の特性が、陰性寄りであれば食生活でも石でも陽性のものを身に付けると、弱い部分をカバーできる事があります。
●陽性が強すぎると感じる人は、その逆で、陰性のもので、過活動を押さえる事が出来る事があります。

もちろんそんなに単純なものではないという部分もありますが、大雑把に言えばそうです。

気候が暑い場所には体を冷やす陰性の食物が出来ます。
例えば、インドなどのお菓子などは物凄く甘いのですが、アレはあの土地に住んでいる人には必要なものです。
私達日本人の体には陰性すぎてキツすぎるのです。
逆に寒い国の食べ物は体を温めるものが多い。
これらは陽性という事です。

石をお選びになるとき、今の自分自身の状態や環境を確認してみて、
この「陰陽のバランス」を参考の一つにしてみてはいかがでしょうか。