天然石・パワーストーンの意味辞典

テラヘルツ鉱石は、1秒間におよそ1兆回も分子振動するテラヘルツ波を放出し、健康や美容の面で大きな効果をもたらすとされており、医学界でも注目されている石です。持ち主の自然治癒力を引き出すともされており、万病の諸症状を改善する手助けをしてくれると言われています。医学的観点からは根拠がまだ希薄ですが、テラヘルツ鉱石は心身共に健康で美しくいられるようサポートしてくれると言われています。
テラヘルツ鉱石は、細胞の活性化、血行促進、余分な老廃物の排出といった働きがあるとされ、その効果は「生命の光線」と名付けられるほどです。血の巡りが良くなって体内の不要なものが除去されると、凝りやむくみ、冷えなどの解消に繋がり、健やかな体となるとされています。不調を感じる部分に直接テラヘルツ鉱石をあてると不調を取り除いてくれたり、お風呂に入れるとお湯が滑らかになって体を整えるとされています。血液循環が良好になると自律神経が整うので、リラックス効果が期待できます。
また、インスピレーションを高める効果もあると言われており、目標達成や自己実現など、持ち主に無限の可能性を与えてくれるとも言われています。体と心が整うことで思考がクリアになり、判断力の増加も見込めるので、仕事のお守りとして持つ人もいるようです。
テラヘルツは熱伝導率が高く、そばに置かれた氷を瞬く間に溶かすという性質があるとされています。
そのため、エネルギー循環を良くするパワーストーンとも言われており、不思議な力を持つ石として、世界各国のさまざまな分野で研究が進められているようです。

テラヘルツ鉱石の名前は、1秒間に1兆回振動するテラヘルツ波からきています。
約1兆を表す「テラ」と周波数や振動数を表す「ヘルツ」から、テラヘルツ鉱石と名付けられました。
1950年代から1970年代において行われたNASAの「宇宙船内における人間の生存条件」という研究が、テラヘルツ鉱石が世界に広く知れ渡ったきっかけだとされています。
真空、無重力、極低温という宇宙船内の過酷な環境で、人間が生きるために何が必要なのかを調査した結果、テラヘルツ波の存在が発見されました。「テラヘルツ波は生命の代謝や育成に必要不可欠である」とNASAがテラヘルツ波の有用性を提言したことで、テラヘルツ鉱石はあらゆる可能性を秘める石として世のなかで活用されるようになったと言われています。
それ以来、パワーストーンやアクセサリーはもちろんのこと、ファッション業界や美容業界など、さまざまな業界がテラヘルツ加工の商品を手掛けるようになりました。
なかにはテラヘルツ鉱石の効果を誇大に表現して高値で商品を売りつけるといった悪徳業者も存在し、テラヘルツ鉱石の効果を謳う商品に対して注意喚起が行われたこともあったそうです。

○癒し
○不調状態の調整
○自然治癒力を引き出す
○空間、心身の浄化

ダークシルバー

テラヘルツ鉱石は自浄作用を持っている石なので、頻繁な浄化は必要ないとされています。
しかし、体調が悪いときやストレスが貯まっているときなどに持つと邪気が溜まりやすいと言われているので、石が疲れていると感じたら浄化しましょう。
また、表面がメタリックなので指紋などの汚れが目立ちやすくなっています。
乾いた布で拭くなど、定期的にお手入れすると良いでしょう。

ドイツ、日本など

テラヘルツ鉱石は、パワーストーンとしても販売されていますが、天然石ではありません。
自然界に2番目に多く存在する元素と言われている「ケイ素」が元になっています。
水晶などケイ素を含む鉱物を高熱で焼き上げ、限りなくケイ素の純度を高めた人工鉱石がテラヘルツ鉱石です。
テラヘルツ鉱石最大の特徴であるテラヘルツ波は、遠赤外線よりも波長が長く、超遠赤外線とも言われています。直進性、浸透性、透過性があると言われており、物質を貫通する周波のため、体の芯に作用するとされています。特に医療分野では大いに期待されているので、今後も研究や開発が進められるでしょう。

英名

Terahertz

和名

テラヘルツ鉱石

組成

Si

色

ダークシルバー

硬度

7

比重

2.3

なし

ヘマタイト、ギベオン