水晶クラスターの産地

水晶クラスターとは、長い年月をかけ、母岩と呼ばれる石英上で多数の柱状化した水晶が集合したもを指します。
鉱物の中で最も純粋な石で、すべての石の基となる存在と言われています。
水晶クラスターの種類は多種多様あり、ここでは、主要産地ごとの水晶クラスターの特徴について説明したいと思います。

ヒマラヤ水晶クラスター

ガラス光沢のキラキラした輝きに比べ、幾分柔らかさのある優しい透明感がヒマラヤ水晶クラスターの特徴。
結晶はどっしりとして逞しく、形の良い真っ直ぐなポイントは、ヒマラヤの力強いなエネルギーをそのまま形取ったかのようです。
他の産地の水晶クラスターと見分けるポイント色味。
ヒマラヤ水晶クラスターは、酸化鉄や金属系鉱物などの自然コーティングにより、うっすらとピンクからオレンジ色に染まったものが多く見られます。

ブラジル水晶クラスター

透明度の高い水晶が多く、品質の良いものが比較的多く産出されます。
また、良質なためレインボーの輝きを眩いほど鮮やかにご覧いただけます。
水晶の浄化の特性に、虹のエネルギーも取り入れることができ、非常に魅力的な水晶です。
透明度の高さで共通の中国産と比べると、ポイントの形状は対照的。
太くどっしりとした存在感溢れるものが多く見られます。

カイラス水晶クラスター

カイラス水晶クラスターは、自然のコーティングにより、黄色く色付いているものが数多く見られます。
地盤との関係のせいか、ポイント側面にバーナクルを持つものが多く、ポイントが無造作に伸びたワイルドなシルエットが特徴です。
また、他の産地のものと比べ、ひとつの結晶の両端がそれぞれポイントになっている形状を意味する、ダブルターミネーテッド(両剣水晶)状になったポイントを非常に多く見ることができます。

中国水晶クラスター

中国水晶クラスターの特徴といえば、やはりその細い水晶ポイントでしょう。
無数に伸びる繊細な水晶ポイントは、一見、針の山のようにも見えます。
そして、もうひとつの特徴といえるのが、その透明度の高さ。
透明度が高い水晶といえば、ブラジル産を思い浮かべますが、中国産の良質なものは、ブラジル産に匹敵するほどの透明度を誇っています。

アーカンソー水晶クラスター

何と言っても一番の特徴は、その素晴らしい透明度の高さと言えます。
不純物をことごとく拒絶したかのようなその素晴らしい透明感は圧巻で、良質なものは、水晶を通してもその向こう側がハッキリと確認することができる程です。
ポイントの形状は様々ありますが、先端が鋭くシャープなシルエットをしたものが多く見られ、ブラジル産などと比較する場合のポイントとなります。
天然の黒水晶が産出されるのもアーカンソー水晶の特徴です。

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